シャトームートン・ロートシルトの歴史
Chateau Mouton Rothschild
世界のロスチャイルド家所有のシャトー
それまでシャトー・ブラン・ムートンという名で知られていたシャトーを1853年にナタニエル・ド・ロスチャイルド氏が購入し、シャトー・ムートン・ロートシルトと改名したのが始まりです。
その後収穫と瓶詰めをともに自らで初めて行ったり、1946年以降には世界の偉大な画家や彫刻家によりデザインされラベルを毎年採用するなど斬新な経営を行ってきました。
ボルドーの格付けを唯一変えたシャトー
1855年にパリで行われた万国博覧会を機に皇帝ナポレオン3世の命令で格付けされたボルドー・メドック地区のワインの中で1級に選ばれたのはシャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オーブリオン、シャトー・ラフィット・ロートシルトの4つのみ、
その中にシャトー・ムートン・ロートシルトは入っていませんでした。
同じロスチャイルド家でフランス系のラフィットは1級に格付けされたのにイギリス系のムートンは2級となってしまった事に当時のオーナーであったフィリップ・ド・ロートシルト男爵はとても怒り、その後何年もの間あらゆる政治的な力を使いムートンを1級に格上げさせようとしました。
その後その活動のかいがあり、1973年6月21日、当時農業大臣であったジャック・シラクがムートンに対して第1級(プレミエ・クリュ)への昇格を認める省令を発し、晴れてムートンは1級へと昇格しました。
それまでのムートンのラベルには、Premier ne puis, second ne daigne,
Mouton suis. (第1級たり得ず、第2級を肯んぜず、そはムートンなり )と記載されていましたが、1級へ昇格された1973年のラベルからは Premier
je suis, Second je fus, Mouton ne change.(今第1級なり、過去第2級なりき、されどムートンは不変なり。)と記載されています。
これは、2級から1級に格上げされたものの、ムートン自体は変わらない、つまり格付け自体がおかしかったのだと主張しているのです。
これ以前にもそして現在に至るまで、ボルドーメドック地区の格付けが変更されたことはありません。
※「ロートシルト」は「ロスチャイルド」のドイツ語読み、フランス語読みは「ロッチルド」、英語では「ロスチャイルド」
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