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1987年のラベルにはこの年85歳で他界したバロンフィリップロートシルト氏が描かれている

洗練されたバロンフィリップ社の建物
2011年のシャトームートンロートシルト ワイン販売
毎年有名画家がラベルを描く事で知られるイギリス系ロスチャイルド家が所有するボルドー1級シャトー。
歴史を遡ると1853年にナタニエル・ド・ロスチャイルド氏がそれまでシャトー・ブラン・ムートンという名で知られていたシャトーを購入してシャトー・ムートン・ロートシルトと改名したのが始まりです。
1855年にパリ万国博覧会が行われた際に皇帝ナポレオン3世の指示でワインを分かり易く展示するためにボルドー・メドックのワインの格付けが実施されたがそのときにシャトー・ムートンロートシルトは2級に格付けされ1級の仲間入りを果たせませんでした。
同じロスチャイルド家でフランス系のシャトーラフィットロートシルトは1級に格付けされたのにイギリス系のムートンは2級となってしまった事に当時のオーナーであったフィリップ・ド・ロートシルト男爵はとても怒り、その後何年もの間あらゆる政治的な力を使いムートンを1級に格上げさせようとしました
その執念はワインのラベルにも表され、”Premier ne puis, second ne daigne,
Mouton suis.” (第1級たり得ず、第2級を肯んぜず、そはムートンなり )と記載されていたほどです。
その後様々な活動の甲斐があり、1973年6月21日、当時農業大臣であったジャック・シラク氏がムートンに対して第1級(プレミエ・クリュ)への昇格を認める省令を発し晴れてムートンは1級へと昇格しました。
1955年に決められたボルドーの格付けが変更されたのは後にも先にもこれが唯一の事でその政治的な力たるや想像を超えるものがあったと思われます。
1973年に晴れて1級の仲間入りしたムートンのラベルには”Premier je suis,
Second je fus, Mouton ne change.(今第1級なり、過去第2級なりき、されどムートンは不変なり。)”と記載がされており、いかに最初の格付けに納得がいかなかったかを見ることができます。

Premier je suis, Second je fus, Mouton
ne change.
今第1級なり、過去第2級なりき、されどムートンは不変なり
毎年有名画家にラベルの画を依頼して描いてもらうムートンのこの年のラベルにはあのパブロ・ピカソの画が描かれていますが、折りしもこの年はピカソが91歳で亡くなった年でもあり両者にとって特別な意味を持つ年となりました。
場所: フランス、ボルドー地方、メドック地区、ポイヤック村
セパージュ(葡萄品種): カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ カベルネ・フラン プティ・ヴェルド
2011年シャトームートンロートシルト ワイン販売
2011年シャトームートンロートシルト ワイン価格
2011年シャトームートンロートシルト ヴィンテージ作柄
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